家計簿を始めた当初、私は節約の神様になったつもりでした。もやししか食べない生活はまるで修行僧。友人との飲み会も値段を見比べながら注文し、楽しさよりも家計簿への記入が楽しみでした。ある日、友人に「ジョンさん、もっと楽しもうよ!」と諭され、ハッとしたのを覚えています。どうやら、私は節約の鬼と化し「ドケチ」の称号を頂戴していたようです。鏡に映る私の顔はまるで小銭を数えるカラスのようでした。 それから私は考えを変えました。節約は大切だけど、人生はもっと楽しく生きなきゃ!ということで、無理のない範囲で節約を楽しみながら生活しています。例えば、クーポンをゲットして美味しいものを食べに行ったり、古着屋さんで素敵な服を見つけたり。節約は決して我慢することではありません。賢くお金を使うことで、より豊かな生活を送ることができるんです。